笏谷石のお香立て〈笏谷ハウス〉おまかせ3戸セット/ナチュラルブルー

2,970円(税込)

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ひろべこうきは、やきものの看板メーカーとして、近年、故郷の街並みに想いを寄せた商品づくりに励んでします。
このお香立ては、福井市でかつて採掘された「笏谷石(しゃくだにいし)」という凝灰岩でつくっています。約1800万年前の火山活動で降り積もった灰が固まってできた岩石です。福井城の石垣や石瓦として重宝され、江戸時代には北前船で遠く北海道にも運ばれ、建材として人気を集めていました。
 優しいブルーが特徴で、雨に濡れれば青の彩度が増し、笏谷石固有の模様が浮かび上がります。雨の日の風景は一段と映え、お客様をお迎えする玄関周りに盛んに使われ、「おもてなしの色」として多くの人がその風情に魅了されました。
 しかし、中国の安価な御影石におされ、笏谷石は建材としての地位を奪われ、ついに1999年に採掘が中止されます。古い家屋が解体されると、御影石と比べて強度が劣ることから「廃材」という運命を辿るようになります。家屋の解体とともに、笏谷石は姿を消しつつあります。
 戦災・震災の甚大な被害を受けた福井市。その街並みにおいて、笏谷石は希少なアイデンティティーカラーを放つ貴重な存在です。次世代に繋いでいくため、笏谷石廃材をアップサイクルした商品開発に取り組み始めました。
 お家形のお香立ては、もともと古い家屋の「塀」や「基礎石」などの役割を担い、長年お家を守ってきた笏谷石を再利用しています。お家の解体の際に、地元の石屋さんが引き取った笏谷石を買い取り、板状の裁断してもらったものを仕入れます。弊社のウォータージェットマシンという水でデータ通りにカットできる機械で、お家のサイズ(縦2〜2.5cm×横2〜2.5cm×高4cm)に裁断。お香を入れる穴(直径3mm)をボール盤で空け、屋根の斜面は、卓上のグラインダーで一つずつ削りだしています。余分な紛体を取り除くためタワシで洗浄。その後、窓やドアは、マスキングテープを貼って、サンドブラストで彫っていきます。最後に、ラッカーで金の彩色を筆で行います。
 お家は、1つずつ手づくりで仕上げており、また、笏谷石本来の模様も1つずつ異なるため、同じお家は存在しません。本来は、1つずつお家を吟味しながらお選びいただくのが醍醐味ではありますが、それが叶わないため、バリエーションを考慮したセットでお届けいたします。
 お香をたくと、お家の煙突から煙がすっと伸びます。のどかな風景を感じながら、また、何百万年以上かけてできた自然の造形美の美しさを感じながら、癒しタイムをお愉しみいただけます。
 お家が並んだ景色は、福井ならではの青い街並み。プレゼント用にも大変喜ばれています。