商品Story

「デニム表札シリーズ」

倉庫には色見本タイルがあふれていました。
その中から、デニム生地を思わせる色合い・雰囲気のタイルを発見。
かわいい!と、そのデニムっぽいタイルに惹きつけられました。
何か用途を足したら、使えそう。
デニムっぽいタイルに「デニムタイル」と名付け、タイル1枚に1文字を彫りますよ、とお試し販売。
もともと枚数は多くありませんでしたが、タイルは完売。

そして、色見本を参考に、タイルづくりを始めました。粘土が柔らかいうちに布を押し当て、布目をつけています。
色見本の青を参考に、釉薬をかけ、焼成。
ダメージ加工としてサンドブラストで砂を噴きつけたところ、ユーズド感たっぷりのデニム生地を表現に成功しました。
ブルーに加えて、ブラックも登場。

色はだいたい定まってきましたが、次なる課題は大きさ。
色見本の大きさは4.5×4.5cmだったので、一から手づくりするときも、この大きさで製作していました。
しかし、苗字の長い人、つまり、アルファベットの文字数が8文字以上の方が購入されることは皆無。アルファベットの文字数が8文字以上の方には、4.5cmは大きすぎるのです。

そんなことを感じ始めていた頃、あるイベントで「一枚ものの表札は作らないんですか?」とお客様が声をかけてくれました。
どんな形がいいか、色々試作してはクラフトイベントでお客様の反応やご注文状況に注目していました。
こうして、現在の4種類のサイズに行きついたのです。

あるとき、「郵便屋さんが間違うから、番地だけを入れたいんです」と、お客様からお問い合わせをいただきました。
イメージ図をやり取りをしながら、仕上がった表札の格好良さに感動。

番地だけを入れる、というそのお客様のセンスとアイディアを拝借し、他のお客様にもご提案させていただいており、大変好評です。
ご注文いただいた表札が仕上がり、発送の準備を進めるとき、出来上がりの良さに、いつもついキュンとしてしまいます。

作り手自身が、キュンとくる製品づくりを目指しています。
お家の玄関という大切な場所に取付けるモノをつくらせていただけること、大変うれしく、誇らしく思っております。一枚一枚、想いをこめて、完成度の高さを目指して、真摯におつくりいたします。

「スイッチ×タイル」

クラフトイベントで「スイッチ×タイル」に気づき、カチカチッと、スイッチを押したお客さま。
「こんなん初めて見たッ!」「すごいッ!」「オモシロいッ!」「カワイイッ!」「ヤバいッ!」
ここに行きつくまでには、少し時間がかかりました。

スイッチ×タイル

創業60年の倉庫。
電気を灯して埃のかかった段ボールのふたを開けて中をのぞく。
光にあたって、ツヤッと光る色とりどりのタイルの数々。
タイルが眠る箱は無数にありました。タイルの正体は「色見本」。

警察・消防紋章以外の製品は、ほぼオーダー製作です。
お客さまのご希望の色が焼成して出せるかどうか、また、お客さまにこの色でいいですか?という確認のために、本番の製作前に、必ず試し焼きするものです。
製品が無事出荷されれば、「色見本」の役目は終了。

色見本としての役割を終え、倉庫でほこりをかぶっていたタイルに向かい合った2014年、ちょうどクラフトイベントへの出店を検討している時期でした。

無地のままタイルを店頭に並べても、きっと「きれい!」「かわいい!」だけで終わってしまう。
一度は手にしたタイルを、「かわいいけど、、、」ともとに戻すお客さまの姿が容易に想像できました。

そこで、「タイル1枚に1文字を彫り込んで、組合せて表札として使ってみませんか?」というスタイルで販売を開始してみました。
何組かのお客さまにご購入頂きましたが、いま一つピンとこない。
色がたくさんあって見た目のインパクトは十分にあるけれど、いざ自分たちの家につけるために、家族で話し合って、組み合わせを考えるというのはなかなか至難の業。

お客さまの様子を拝見しながら、また、自分たちがお客さまの立場だったら、とあれこれ考え、タイルのおもしろい使い方や、アレンジ方法がないかを探る日々。

そして、「ひろべこうき」に勤める三姉妹それぞれが、タイルの活用方法を真剣に考えました。
「自分たちが本気で使いたい、欲しいと思うタイルって何だろう」

そんなある日、次女がニヤリとして、「いいとこ見つけた」と切り出しました。

そう、その「いいとこ」というのが、「スイッチ」だったのです。

「色見本」のタイルがちょうど「コスモシリーズ(パナソニック製)」の「ダブル」タイプのスイッチにジャストサイズだったのです。
タイルに、なんのスイッチかが分かるように絵やイラストを明記しておけば、迷わずに点けたい電気を点けられる!

衝撃でした。

とってもインパクトがあり、オシャレで、さらには日々役立つものだと確信しました。
実際、色見本をアレンジした「スイッチ×タイル」は、クラフトイベントで販売する看板商品となりました。

そして、次なる展開。
倉庫の中に残る「スイッチ×タイル」向きのタイルの残りがほんのわずかになっていました。
「スイッチ×タイル」として魅力的な色のタイルはどんどんなくなり、残るタイルは地味な色合いや、薄い色のタイルばかり。

そんな頃、クラフトイベントではお客さまから、「もう少し厚みの薄いタイルは作れないの??」と度々お問合せをいただいていました。

様々な状況を見極めながら、タイルの厚みを薄くして「スイッチ×タイル用のタイル」の製作を開始。
色は11色に絞っています。

さて現在はというと、課題と格闘中。

釉薬をかけ窯で焼成すると、反ったり、ブツがあったりして商品にならないタイルがたくさん出てしまうことです。
必死で作っても涙をのむ結果になることがまだまだ多いです。
お客様に豊富な在庫の中からお選びいただけるように、課題を少しずつでもクリアしていきたいと思っています。

「タイルde脳トレ」

「タイルは目地入れして仕上げるもの」というのが、一般的なイメージです。
クラフトイベントなどでも、「私そんな凝ったことできないわぁ」という声をよく耳にします。目地入れって絶対必要なものなんだろうか??
目地入れをしないとなると、見た目に大事なのがタイルの「側面」。
市販のタイルは目地入れをするのが前提なので、側面に釉薬がかかっていない(色がついていない)のが一般的です。 側面に色を付けることは、もちろん手間ですし、釉薬のロスも多いです。

タイルde脳トレ

「タイルばいきんぐ」

本業である警察紋章や家紋を焼成する際に、毎回、窯にはデッドスペースができてしまいます。
その空いたスペースを有効活用しようと始めたのが、一般の方向けのタイルづくりです。
想像してみると、ちょっとおかしな絵ですね。
警察紋章の横でハートのタイルを焼いているんですから笑

もう一つ、クラフトイベントなどの対面販売で気づいたこと。
お客さまと話をしていると、「タイルのすき間を埋める、あの目地入れが難しそう」というイメージをもっている方が多いことに気づきます。
目地入れは絶対必要なものでしょうか?

答えはノーです。

タイルの隙間から水が入ったり、ゴミが入ったりして、下地を傷めるのを防ぐために「目地入れ」を施します。
アートとして部屋を飾ったり、作品をつくるという目的であれば、目地入れは絶対必要なものではないんです。
ただ、目地入れすることで、作品がしまって格好がよくなるという効果ももちろんあります。
目地入れをせずに、カッコいい作品に仕上がれば、もっと気軽にたくさんの人がタイルを通してモノづくりの楽しさに触れられる。

そこで、「ひろべこうき」のタイルの側面には「色」を付けることにしました。
一般的なタイルは、目地で隠れてしまう側面には、色をつけられていません。
色を付けていない側面部分が目に付くと、どうしても素人っぽさ、安っぽさが出てしまいます。
側面にも色を付けることで、完成度の高い、こだわりの作品として感じられるんです。

目地入れをするだけがタイルアートではありません。
固定概念にとらわれず、ぜひタイルアートをお気軽にお楽しみいただければ幸いです。

「蓄光グッズ」

災害などの緊急時に、安全に避難してもらうための「サイン」として生産している蓄光製品。
その明るさ・持続力は、緊急時消防法の最上級ランク(S200級)を優に超える長残光の実力派です。
10年余り生産してきた中で、規格サイズの変更があり、惜しくも商品として扱えず、デッドストックとなったものも多々あります。
このページでは、そういったデッドストックにアレンジを加えたり、または、お客様のアイディアで活用してもらおうとそのままの状態で販売いたします。
ぜひ安全のお供に、また、オシャレのポイントに、お役立ていただければ光栄です。

蓄光ボタン

もとは点字鋲用として製造した蓄光タイル。
規格サイズを外れたため、一旦デッドストックとなったものの、4つの穴をあけ、ボタンとして再デビュー! デッドストックだからこそ、お買い求めやすい価格が実現しました。 ぜひ、カバンや帽子など、ファッションアイテムの一員として、使ってみてください。 いろんな使い方ができるように、加工はあえてシンプルな形に留めました。 表面に若干あるブツブツは、もともと点字鋲として生産した名残で、「滑り止め」の機能です。

蓄光ボタン

「立体ぬり絵 まっしろ恐竜」

もともとは、大人が飾りたくなるような、白いツヤなしのマットな質感の、シックな恐竜をつくる予定でした。
しかし、窯が焼成途中に壊れ、目標の温度まで届かず、エラー。
想定していたような表面には程遠い、表面がザラザラとして質感に。。。
落ち込む間もなく思いついたのが、「色ぬり」できるんじゃないか!?ということ。
そして、恐竜の立体ぬり絵として、ワークショップを実験的に開催しました。
目にしたのは、夢中になって色ぬりする子どもたちの多さ。
それ以来、窯の焼成がストップした温度で恐竜を焼いて仕上げることにしました。

  • 立体ぬり絵 まっしろ恐竜01
  • 立体ぬり絵 まっしろ恐竜02